当たりエンジンの中古車を選ぶには?


秋も深まり、 行楽にはいいシーズンですねー。
山が綺麗。

さて、前項で当たりエンジンの話をしたので、当たりエンジンのネタをもう一つ。
今回は「当たりエンジン」の中古車選びの話でも書いてみましょう。

多くの人は中古車選びで、エンジンの調子というのはとても気になると思います。
まあ、前のオーナーのオイル管理や走り方などは見れば大体分かると思いますが、いわゆる前項に書いた様な、ピストンの重量バランスや回転バランス、燃焼室の容積などは外から見ただけ では分からないですねぇ。
もちろん、試乗できればベストですけど、欲しい車を片っ端から全部試乗するのも大変だし、店によっては試乗させてくれないところも多いですね。

さて、今回紹介するのは、逆に中古車でなければ出来ない選び方ですかねぇ。
前項に書いたような、本来の意味での当たりエンジンの車を見つける方法は、ズバリ、
「元々、試乗車だった中古車を探す」
です。

ディーラー系の中古車屋なんかだと、時々置いてありますし、元試乗車だという事も教えてくれます。
またその気になって調べれば、分かるでしょう。

何故試乗車に載っているエンジンが、当たりエンジンなのかは想像がつくと思います。
ディーラーの立場に立って考えれば分かりますね。
新しい車が出て、試乗車としてディーラーに置く時に、ハズレエンジンの車を置きますか?って話ですね。

特にスポーツモデルの車では、試乗する人はエンジンのフィーリングを大きく考慮して選ぶでしょう。
当然、そこでガッカリするようなエンジンは載せませんよね。 車が売れないですから。
よって、当然当たりエンジンの車を用意しておくわけです。
更にメーカーやモデルによっては、試乗車用に軽くメーカーでチューニングされている物も有るそうです。
もちろん、社外パーツが入っている訳はなく、主に前項に書いた様な方法でのチューニングですが。
しかしこれは貴重です。これらは、後からやるとべらぼうにお金が掛かりますから。

実際に、いざ車を買ったら試乗車のエンジンフィーリングとかなり違っていた、何て話も聞いたことが有ります。
ただこれは、メーカーや車種によってかなり差が有るようで、このような事をやってない場合も有るようです。
また試乗車は、車によっては色んな人に荒っぽく乗られている物も有るし、ディーラーがマメにオイル交換をしているかどうかも重要でしょう。
よって当然、その辺も考慮する必要が有ります。 ただそれはどの中古車でも言える事です。
やはり 同じメンテナンスで、同じ乗り方で、同じ走行距離ならば、それでも当たりエンジンを載せた「元試乗車」には、優位性が有るでしょう。

ちなみに 一般に、高価な車種や、試乗するのに予約が必要だったり、買う気が無さそうな人の(笑)試乗を渋られるような車種は、概ね試乗車の程度は良いようです。

もちろん、中古である限り最後には自分の目で判断することが重要です。 出来れば、試乗もしたいですね。

まあ、当たりエンジンの車を選ぶ一つの方法として、参考まで。

以上


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