S.W.ホーキング博士の冥福を祈ります。


 
ご存知の方も多いと思いますが、イギリスの理論物理学、S.W.ホーキング博士が先日亡くなりました。 76歳とのことです。
 
彼のプロフィールについてはネットに詳しく書かれていると思うので、ここには書きませんね。

ホーキング博士は筋萎縮性側索硬化症という難病を21歳の頃から患っており、車椅子の天才などと言われていましたね。
車椅子だから有名になってなんて言う人も居ますが、私はずっと彼こそが最高の物理学者だと思っていました。

私がはじめてホーキング博士を知ったのは高校一年生の時でした。
Newtonなどの科学雑誌で話題になっていたんですよね。
でもやっぱり最も印象に残っているのは、高校二年の時に読んだ“A Brief History Of Time”、邦題“ホーキング宇宙を語る”でした。 これには大きく感動した事を覚えています。 そして自分が学びたいことが何なのかがやっとわかったのです。

その後の私は、ホーキング博士が書いた本、そしてホーキング博士について書かれた本をすべて読み漁りました。
もしも高校時代にあの本を読んでいなければ、私は物理の道にも宇宙物理の道にも行かなかったのではないかと思います。
つまり、このHPも存在していなかったでしょうね(笑)。
 
私は一度だけ、講演を見に行って生でホーキング博士を見たことがあります。
高校三年の二学期に、学校の中間テスト(しかも物理でした)をサボって見に行ったのです(笑)。
皆からは頭が狂っていると言われました。(一応、進学校でしたので……)

更に言えば、私は講演の抽選に外れていたのに、有楽町までダメ元で行ったのです。
そしてねばって係員に頼み込んで、最後の最後に無理やり会場に入れてもらったんですよ(笑)。
そして本物の博士を見た時は感動でした。
 
次の日学校に行ったら、当然、物理の先生に呼び出しを喰らいました(笑)。
私が正直に本当のことを話したら奇跡的に許してくれて、その場(職員室)で一人、追試をすることになりました。
周りの先生たちの冷たい目と共に、その時のことを良く覚えています(笑)。
 
 
……なんて、懐かしいことを思い出してしまいました。
 
若い人たちへ一言。
バカになれるほど熱くなれるものをぜひ見つけてください。 それがきっと大人になってからの財産になるでしょう。
 

では、、、
 
ホーキング博士の冥福を祈ります。


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