純正足の良さに改めて驚く
さて、ここまでやって完璧に決まっていた脚ですが、距離が3万キロ近くになってさすがに車高調がヘタってきました。
具体的には、ピロアッパーからはカタカタという音がする様になり、ダンパーの減衰力も徐々に落ちて来て、固めにしていました。 いかにもダンパーのオイルがシャバシャバになってきている感じです。
更に、車高もだんだん目で見て判るほど、落ちてきました。
車検も控えているし、ここで車高調のオーバーホールを決意です。
そんな訳お店で仕様を決めて(詳しくは後述)、O/H用に取っておいた純正サスペンションをトランクに積んでお店へ。
車高調を取り外して、純正足を付けました。
久しぶりに付けた純正足の見た目は、うーん、車高が高い(笑)。
しかし、純正足を付けての帰り道、ビックリしました。
「純正ってこんなに良かったっけ??」
正直言って、O/Hをやめて、このまま永久に純正に付け替えようかと思ったほどです。
トレッドを広げたのもあるかもしれませんが、何ともS2000らしいアジリティーが抜群です。
車高調と比べて、ハンドリングは初期が良く舵が効くし、クイックだし、そしてブレーキは抜群に効くし…。
ヨーの立ち上がり方は、ハコ車とは思えず、これぞS2000といった感じです。
特に低中速では、
悪い所が有りません。 それも、O/H用に取っておいた物なので、かなりヘタった純正足なんですけどねぇ。
純正足が車高調に劣る所は、スタビリティーとスライド時のコントロール性くらいかな?
まあこれらは、もちろん速さには結びつきますが、楽しさで言ったらハッキリ言って純正足ですね。
車高調を付けた頃は単に腕が無かったので、車高調の方が気持ち良いと思っていましたが、S2000をコントロール出来る腕が付けば、純正足は大いに有りですね。
まあ、スポーツ走行での純粋な速さや限界域でのコントロール性で言ったら車高調でしょうが、逆にそれ以外のドライブならば純正足は最高の足の一つでしょう。
しかし、純正足に戻してみて、「ホンダはよくこんな車を作ったなぁ」、とつくづく思いました。
他の車とは根本的に違いますね。
初めてS2000を運転した時の感動とときめきが戻ってきました。
そんなわけで、将来歳をとって落ち着いたら?(笑)純正足に戻そうと固く誓ったのでありました。
さて次回からは、車高調O/Hでの仕様変更後のお話です。
続く…。
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