Dixcel TypeZ

Delphiロッキードが無くなってしまった為、ZRの代わりに導入。一応、同じAPロッキードの流れを汲むメーカーとして選択。
比較は、ZRとの比較となる。

まず、冷間時はZRの方が良く効き、高温域もZRの方が良く効く。
また、初期はZRと同じ位強いが、奥ではZRよりマイルドな効き味。高温域では、タッチが甘くなるのが少し早いし、フェードも早い。
ローター温度変化に対する、μ変化が大きい感じであり、全体的に、ZRの性能を一回り落としたようなフィーリングである。
ダストや減りや鳴きも大体同じくらいである。ただ、ローター攻撃性が非常に少なく、ZRは完全にローターとパッドは同時交換だったが、
TypeZはローターはもう一度くらい使えそうな感じである。

ただ、当たりが付いてブレーキに慣れてくると、タイヤをロックさせる感触がスムーズな感じであり、適温域では、若干コントロールはしやすいかも。
足を固めていったときに、前後のロックバランスも多少良くなった感じはした。(前輪がロックするまでに、後ろもZRより効いている感じ)
例えば、170Km/hから一発でロックさせるようなブレーキングをする時に、フロントのロックがマイルドで、怖さがこちらの方が少ない。

パットの踏み味も柔らかく、まあ、全体的にZRに似てはいるかな。
でも、ZRと比べると、もうちょっと頑張って欲しい感じは否めない。特に、温度変化によるμ変化の大きさは、一番何とかして欲しいところである。
特に、高温時!!


ロック前後をコントロールする技術さえあれば、ローター攻撃性以外はロッキードZRの勝ち。値段もZRより高め。
ZRが無くなったのが、本当に残念ですねぇ…。


以上

写真は、結構走ってからなので焼け気味になっています。
元々は、バックプレートは金色です。
 

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