一番初めに取り付けた計器。 安く、コンパクトなのが良い。 取り付けもECUのエラー診断ソケットに挿すだけと簡単。
主に見るのは、水温と吸気温。
点火時期や、吸気管圧力は、データロガーでもないと動きが速くて見るのが難しいかも。
エンジンを切ると、気圧がわかるのも便利(単位はmmHg。1気圧だと、大体750を指すが、低気圧が来ていると、735以下の事もある)。
スピードメータや、タコメータ機能は、ピークホールド機能として便利である。
また、スピードメーターは、ノーマルで180Km/h以上も問題なく表示される。
ちなみに、ラジエターのアッパーホースから取る外付けの水温計が有っても、サーモスタットが全開になるまでは、
エンジンの実際の温度と全く異なるので、暖気などの際には水温計として便利。 冬などは、外付け水温系で20度以下に振り切っていても、テクトムでは60度だったりする。
ちなみに、ECUは、水温補正や、吸気温補正をこの値で行っているはずなので、補正が入る水温84度以下、吸気温40度以下に保てているかを見るのに重宝する。
表示可能なのは、
スピードメータ、タコメータ、水温、吸気温、吸気管圧力(mmHg単位の、絶対圧表示の負圧計みたいな物)、点火時期(degree単位)、診断コード。
吸気管圧力は、運転中に1気圧を超える瞬間が有るので、吸気脈動効果などが見れて面白い。
ただ、デジタルの刻み値が大きく、エアクリーナーの汚れによる、吸気抵抗増加を見れるほどではない。
(例えば、735の次は、742、次は、750と言った具合で、その中間は表示されない。)
逆に言うと、ECUは、その位の精度で空燃比を合わせているのかな?
点火時期は、進角の値を表示しているようである。 値がマイナスになることは殆どない。
スロットルをパーシャルにするなど、インマニの圧を下げれば進角するし、同じスロットル開度なら高回転になるほど進角するなど、値は概ね理論どおりに動く。
また
温度補正が入ると、遅角するのも判る。(ただ、あんまり見ていると事故るので注意。)
ちなみに、ピークホールドもできるが、進角の最大値は、エンブレやアクセルオフ時なので、あまり意味がない。
逆に、ミニマム値を覚えておいて欲しいかなぁ。
また吸気温は、吸気温を下げるパーツ等を付けたりした時に、結果がはっきり見えるので、テストにとても便利。
ちなみに私は、普段はもっぱら水温計として使っている。
(吸気温などの他の値は、分かっても走行中にはどうしようもないので…。)
副作用:
特に無し。色々な値を見ながらエンジンの勉強をするのにも面白いかもしれない。
欲を言えば、水温と吸気温の、2画面くらいは同時に見たいかな…。
以上