無限エアクリーナ

これは 説明の必要は無い、定番のパーツですね。

このエアクリーナは、まずラジエターの前から吸気をすることにより、走行中の吸気温度は大体10度程度下がる。
F20Cは、いかに補正をかけない状態を保つかが重要なので、非常に有効なパーツである。

吸気温は40度でECUによる補正が始まり、55度程度までは普通に吹けるが、60度を超えると一気に吹けなくなり、
70度を超えると、ガス欠かと思うほどである。 よって、10度の低下は非常に大きい。
ただし、真夏の渋滞時などに長時間アイドリングをしていると、70度以上と純正と変わらない程に吸気温は上がる。
ただ走り始めれば、純正と比べて吸気温が下がるのは速い。
クスコ製 S2000用のインプレッションに書いた通り、ブローバイ経路を同時に変更すれば更に吸気温が下がり、
夏場以外はカミソリのような加速をする。

また、レゾネーターなどの余計な物が付いていない為、吸気音がよく聞こえる。

形状から、高回転向きのような気がするが、低中回転のトルクも殆どの域で純正より上回ると言う優れもので、
FRPでもいいからこれを純正にすればいいのにと思うほど。(あるいは、Moduloのオプションとか)
エンジン、フライホイール、エキマニ等を同時に変えたが、恐らくこのパーツが一番効き目があると思われる。
経験上、高価で面倒な加工が必要なパーツは、非常に効き目があると言う物の、典型例であるだろう。

また、純正のエアクリシステムと比べ、フロントオーバーハングの軽量化も行える。
これもかなり効果的。

吸気はバンパーの裏側から行われるため、15,000Km走っても、純正と変わらない程度にしか、
エアクリーナーは汚れていなかった。


欠点は、価格の高さと、取り付ける際にボンネットの切断などの加工がかなり必要なこと。
本体と、工賃でかなりの額になる。

ただ非常に完成度の高い純正エアクリシステムから、更に全回転域で性能を上られる事を考えると、
価格以上の効果が見込めるパーツだと、個人的には考える。

ちなみに、欠点と言うか気をつける点だが、よくラム圧効果(かかるかどうかは別として)やさらに吸気温の低下を狙って、
直接インテークに空気が当たるようにするバンパーや、ラジエターフードを加工している物が有るが、虫やゴミや、
雨による水が入る可能性が高く、フィルターを頻繁に掃除する必要が有りそうである。
また、水は一発でウォーターハンマーでエンジンを壊す可能性があるので、注意が必要だと思われる。
 

以上

エンジンルームがすっきりして、一気にレーシーになりますね。

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